現在光回線を検討している方の多くが、ソフトバンク光も選択肢のひとつに入れているのではないでしょうか。ソフトバンクスマートフォンとのセット値引きなど、魅力的な特典が多いですよね。
しかしその一方で、ソフトバンク光の評判や口コミなどを調べていると、否定的なコメントが数多くあります。そこで今回は、ソフトバンク光の現在の評判は実際のところどうなのか、詳しく解説していきます。
ソフトバンク光の悪い評判の代表例
インターネットでソフトバンク光の評判を検索すると、悪い評判はおおよそ次の3つの点にしぼられることが分かりました。それは、「①開通工事までの時間が遅すぎる」「②コールセンターがつながりにくい」「③通信速度が遅い」の3点です。
まずはじめにこれらの悪い評判が実際のところどうなのか、検証してみましょう。
開通工事までの時間が遅すぎる
2015年の3月にサービス開始となったソフトバンク光。サービスイン直後に最も多く起こったトラブルが「開通工事までの時間が遅すぎる」というものです。ここから「ソフトバンク光は、申し込み後開通するまで時間がかかりすぎる」という悪評がついてまわるようになりました。実際に開通工事が遅いのであれば、申し込みにためらうのも無理はないですよね。この悪い噂、実際のところどうなのでしょうか?
通常、新生活が始まる直前の時期である3月頃はインターネットの申し込みが他の月に比べて平均2倍以上に増えます。この時期はただでさえ申し込みから開通までの時間が長い上、話題性が先行していたソフトバンク光のことなので、申し込みが殺到し開通工事までの時間がかかりすぎるトラブルが発生したとされています。
同様のトラブルは、サービス開始直後のドコモ光でも見られ、ソフトバンク光だから開通工事までの時間が遅すぎるということはありません。
実際、開通工事までの時間が遅すぎるというレビューの日付を見てみると、サービス開始直後の3〜4月にレビューが集中し、2015年の夏頃までには落ち着いています。また現在(2016年12月時点)では、フレッツ光やその他の光回線と同程度の日程となっているようです。
したがって、ソフトバンク光の開通工事に時間がかかりすぎるというレビューに対しては、現在ではあまりあてにならないと言えそうです。
コールセンターがつながりにくい
ソフトバンク光に限らぬことですが、「ソフトバンクのコールセンターはとにかくつながりにくい」というレビューも多く見受けられます。コールセンターのつながりにくさについては、「解約阻止のためにわざとオペレーターにつながりにくくしているのではないか」という噂もたつほど、決してアクセスが良いとは言えません。
しかし、ソフトバンクのコールセンターに限らず、その他の通信キャリアでも繁忙期に電話がつながりにくいことは日常茶飯事で、ある程度は仕方ないと言えます。
大手の通信キャリアはどこも電話対応での顧客満足度を高い水準に維持することを意図しているため、問い合わせ内容によっては一回の電話対応が長引くこともしばしば。この傾向は繁忙期であればなおさらです。
ソフトバンクもコールセンターのつながりにくさという問題には意識的に取り組んでおり、コールセンターのオペレーターの増員や電話対応をしなくても解決できる内容については、公式HP上でサポートチャットと呼ばれるポータルを設置して、電話混雑の解消に努めています。
また、コールセンターへの電話のつながりにくさを解消するために、ユーザーができることもあります。例えば、コールセンターへの電話アクセスは、土日祝日明けの平日(とくに月曜日)および平日の18時以降に集中する傾向があり、このタイミングを避けるといいでしょう。それだけでも、電話問い合わせをする際に待たされる時間はかなり減らすことができます。
その他、プラン変更や契約内容の確認、簡単な問い合わせなどは、公式HPの契約内容確認のページやお伝えしたサポートチャットで確認できるケースが多いので、電話問い合わせ以外の選択肢もちゃんと認識しておくことが大切です。
コールセンターへのつながりにくさに不満を言うだけではなく、ある程度つながりにくいことを前提とした上で、電話をかけるタイミングを意識し、電話以外の問い合わせ手段もあることを覚えておけば、ストレスなくサポートを受けることができるのではないでしょうか。
ソフトバンク光は通信速度が遅い
インターネットでソフトバンク光の評判を調べると、ほぼ必ず見られる評判のひとつがこれです。ソフトバンク光に限らず、インターネットの実際に出るスピードに関してはさまざまな要因が絡んでいるため、一概には言えません。例えば、光回線を利用しているエリアや利用する時間帯、宅内の環境やPCなどのスペックなども、遅くなる要因として挙げられます。
基本的にソフトバンク光といっても、使っている光回線はNTTのフレッツ光と同じものなので、理論上はスピードは変わりません。それでも上に挙げたさまざまな要因によって、一時的に通信速度が遅いと感じることはあるものです。
しかし逆に言えば、これはソフトバンク光だから通信速度が遅いというわけではなく、同じNTTの光回線を使っているサービスであれば、同じような事象が起こることを意味しています。実際、ソフトバンク光以外のドコモ光やOCN光のレビューを見ても、回線速度が遅いというレビューは数多く見受けられます。
こういったことを考えてみると、ソフトバンク光だから通信速度が遅いということは基本的にないと言えるでしょう。
ソフトバンク光は満足度No.1
ここまでご紹介してきたように、ソフトバンク光にはさまざまなネガティブレビューが数多くありますが、それらは一時的なものであったり、対処可能なものであったりと、相対的なものばかりということが分かりました。
そもそも商品やサービスに対する評判は、悪い評判は目立ちやすいけれど、良い評判は目立ちにくいという傾向があります。仮に、あるサービスに対して良い評判の方が多いとしても、悪い評判が少しでもあると、その悪い評判に対して注意が向きやすいという心理的傾向があります。それは、真っ白なキャンバスにどれだけ小さな黒いシミがあっても、気になって仕方が無いことと似ています。
ましてや、そのサービスになにか不満を感じるからネットで悪い評価を下すのであり、普通に使えているものに関してあえて良いレビューを広めるようなことはあまりしません。これがとくにインターネット回線のような基本的なインフラであればなおさらです。ひねったらすぐに水が出る蛇口をことさら褒めるようなことはないでしょう。
このように、ネットで出回る悪評がごく少数で一部のものであることは、光回線主要各社の満足度調査を見ればよく分かります。
ここでは、他の大手事業者と比較してもソフトバンク光の満足度が非常に高いことを示しています。これはやはり、ソフトバンク携帯とのセット値引きなど魅力的な特典が多いことが満足度につながっていると見られます。
これから光回線を検討している方は、総合的な満足度の高いソフトバンク光がおすすめと言えそうです。