WiMAX契約するにしても端末の機能がよくわからない、どのような違いがあるのか知りたい、そのようなことを考えて今回はSpeed Wi-Fi NEXT WX02の評価をもとに詳細を記載しました。
1. Speed Wi-Fi NEXT WX02とは
Speed Wi-Fi NEXT WX02とはWiMAX端末になります。いわゆるモバイルインターネットを自宅や外出先で利用を行うことで、高速、大容量のインターネット通信が可能になります。
2. Speed Wi-Fi NEXT WX02の特徴とは?(速度面)
Speed Wi-Fi NEXT WX02の大きな特徴をいくつか記載します。まずはWiMAX 2+に4×4MIMOという画期的技術で、下り最大220Mbpsを実現。最新のWi-Fi規格IEEE802.11acにも対応。
WiMAX 2+の回線を利用して、通信を行うことができるので、最大下り最大220Mbpsの通信速度で楽しめます。これはほかのWiMAX 2+回線でも同様ですが、実際に220Mbpsまではインターネットの速度は出ませんがそれでも高速インターネットが楽しめます。
この高速技術を可能にするために搭載されているものが4×4MIMOです、これはデータの送信側(基地局)と受信側(ルーター)のそれぞれに4本のアンテナを搭載し、WiMAX 2+エリアでの通信時に、複数のデータを同時に送受信することで、下り最大220Mbpsの超高速通信を実現します。簡単に言うと4本の線をまとめて1つの線として使う、これによって4倍の効果が出るということです。
他には電波の種類としてWiMAX 2+だけではなく、WiMAXの種類も利用可能です。これは簡単に言うと携帯電話の4Gと3Gの関係のようなものです。電波がWiMAX 2+で優先されますが、どうしてもエリア的にカバーできていないことも存在します。しかし、WiMAXであればカバーしている場合はWiMAXで接続を行える、出来るだけ途切れないように電波を接続する、これはエリアカバーをうまく行うための親切な設計になります。
ネットの口コミでもこの機能がついていることで切れ目なくインターネットができるなどと高評価の声があります。
3. Speed Wi-Fi NEXT WX02の特徴とは?(端末面)
次にSpeed Wi-Fi NEXT WX02の端末の性能をまとめていきます。まずは電池の持ちになりますが、エコモードに加えバランスモードが搭載されており、長時間の連続通信が可能。また、消費電力の少ないBluetoothテザリング機能により、タブレットやスマートフォンで長時間のインターネットが可能です。なのでインターネット利用を多くしても電池が持つように設定をされています。最大利用時間で10時間から12時間程度は持つものと公式のホームページでは記載されています。これは外出先でのインターネットの利用であれば特に利用に関して問題がないのではないでしょうか。
さらに省エネ設定の一つとして休止状態にすることができます、これは電池消費を大幅に抑えることが可能です。休止状態からWi-Fiの利用開始まで約5秒のクイック起動。さらにスマートフォン使用なら、本体はバッグなどにいれたまま専用アプリのリモート操作で、休止状態からWi-Fiの利用が開始できます。このように休止状態にしていてもインターネットに接続できるように設計もされておりますので、使う点で支障が出てくることはあまりなさそうです。あらゆる面で省エネと使い勝手のバランスをとれるように設計されていますね。
そして自宅にインターネット回線を引いていない方は自宅でもSpeed Wi-Fi NEXT WX02を利用してインターネットを行いたいと考えると思います。自宅に帰るとパソコンやゲームなどの電子機器なども多くのインターネット利用が可能な機器が増えていますので、それらもインターネットを利用したいのではないでしょうか。
もちろんSpeed Wi-Fi NEXT WX02は自宅のwifiとしてインターネットの利用は可能です。オプションの専用クレードル(別売)とACアダプタ(別売)にセットすれば、充電しながらホームWiMAXルータとして利用OK。こちらを使えばクレードルを使って充電しながらwifiとして利用ができます、これであれば自宅で置く場所も決まりますし、わざわざ充電をするために接続をすることもなく、クレードルに乗せれば充電が開始されます。
4. 他の機器との比較(Speed Wi-Fi NEXT W03)
次に他の機器との詳細の比較を行いましょう。まずはSpeed Wi-Fi NEXT W03です。これは3つの周波数を束ねることで、さらに高速の受信最大370Mbpsを実現しています、先ほど紹介した220MbpsのWiMAX2+と、さらにau4GLTEの電波、これらを組み合わせてインターネットを行うことができます。
速度の部分では受信最大370Mbpsになりますので、かなりの通信速度になります。速度面ではとても勝てそうにありません。
次に電池の持ちはどうでしょうか?
■Speed Wi-Fi NEXT WX02
* 約6.5時間:ハイパフォーマンス設定
* 約7時間:ノーマル設定
* 約8.5時間:バッテリーセーブ設定時
一方、Speed Wi-Fi NEXT W03は、
* 約6.5時間:ハイパフォーマンス設定
* 約10.2時間:ノーマル設定
* 約12.2時間:バッテリーセーブ設定時
と電池の持ちも優れています。これだけで比較するとSpeed Wi-Fi NEXT W03がよさそうですが、注意点があります。au 4GLTE電波を利用する場合、LTEが使えるようになるハイスピードプラスエリアのオプション契約(月額1,050円)が必要になるのです。つまり維持費が高くなってしまいます。
さらにau 4GLTE電波を利用すると7GBの制限がかかります。データ無制限にされている方は特に注意が必要です。さらにもう一つの注意点があり、これはWiMAX電波は利用しませんので、エリア的に狭くなってしまうことが起こります、外出先で使いたい方はその点も注意したほうがよさそうです。
5. 他の機器との比較(Speed Wi-Fi NEXT WX03)
Speed Wi-Fi NEXT WX03のメリットとして受信最大440Mbpsの速度がセールスポイントです。受信最大220Mbpsの電波2本を束ねて速度を高速化し、より快適に通信を行うことができる最新モデルになっております。高速通信を行うのであればこちらの商品で十分に役割を果たすことができるでしょう。
端末の性能ではタッチパネル機能を搭載し、操作がしやすくなっています。WX03は「WiMAX」や「au 4G/LTE」には非対応となっており、通信方式は切り替わらないようになっています。複数の電波を使わないようになっている点が、エリア的に心配になります。
都市部での利用であれば問題がないでしょうが、ここの部分は引っかかる点になります。さらに最新機種のために端末価格も高くなりますので、こだわる方が購入されるとよいのではないでしょうか。
最後に
端末の性能をここまでまとめてきました。WiMAX端末だけでもたくさんの違いが存在し、利用のニーズでどれが良いのか変わってきます。ここでまとめた内容をもとに選ばれてはいかがでしょうか。