WiMAX2+と言えば外出中に活躍するモバイルルーター…だけだと思っていませんか?実はWiMAX2+には、通常のルーターのように据え置きで使うタイプもあるんです!この記事では、そんな据え置き機種【novas Home+CA】の魅力に迫ります!はたして電波通信タイプを据え置く意味とは!?
そもそもnovas Home+CAとは?
まず読み方は、【ノバ ホームプラスシーエー】です。バッテリーは内蔵せずACアダプターで常時給電して使うタイプで、完全に据え置き型。もちろん持ち運びながら使用するという用途は想定していません。まず、基本スペックはこうなっています。
本体に不具合やセキュリティホールが見つかった場合に利用するファームウェアアップデートが、本体側面のボタンからワンタッチで行えるのは便利な機能です。ウェブ上から行う方式だと面倒くさくてついつい後回しにしてしまいますからね…。
旧機種【URoad-Home2+】との違い
旧機種からの変更点は
・キャリアグリゲーションに対応し最大速度220Mbpsまで向上(旧機種は最大110Mbps)
・高速無線LAN規格11acに対応し、各端末との無線LAN速度が向上
が上げられます。2016年11月現在、最新機種と比べると最高速度は劣りますが、220Mbpsを越えることが出来る地域はまだ限定的だと言うことを考慮すると遜色はないと言えるでしょう。
モバイルルーターを据え置くという意義
モバイルルーターとして有名なWiMAX2+に、なぜ据え置き型があるのでしょうか?それは、WiMAX2+の【月間データ上限無し】という特徴から来ています。他のモバイルルーターと違い高速かつデータ上限がないWiMAX2+は、固定回線として最も一般的な光ファイバー方式に代わるもう一つの固定回線を提供しようとしているのです。
固定回線と言えば光ファイバー…だけじゃない!
しかし、モバイルタイプのWiMAX2+端末があれば外出中でも自宅でもそのまま兼用して使うことが出来ます。わざわざ据え置きタイプにしてしまうと外出中は使えません。モバイルというメリットを捨ててまでホームタイプで使用するメリットとは、いったい何なのでしょうか?
novas Home+CAのメリット!モバイルルーターとはここが違うと高評価!
【筐体に納める】というモバイルの概念を打ち破る、アンテナ外付けの魅力!
一番のメリットは、電波強度の向上でしょう。モバイルタイプは携帯性重視なので、持ち運びのさい邪魔にならないようアンテナは内蔵されています。一方でホームタイプは一旦設置すれば基本的にはそのまま放置して使うことになるので、アンテナの一本や二本生えていても邪魔にはなりません。そしてこの外部アンテナがあるとないとでは、電波強度にかなりの差が出るのです。極端な例では電波弱から一気に強へと変わるケースもあるくらいです。
恐るべきアンテナの力っ…
「たかだか十数センチのアンテナにそんな効果があるの?」とお思いの方もいることでしょう。しかし、過去にこのような事例があったことをアナタはご存じですか?
(出典:http://japan.cnet.com/news/service/20415756/)
iPhone4の電波強度問題
Appleが2010年に発売したiPhone4は、特定の握り方で電波の受信状況が悪くなってしまうという問題を抱えていました。また同じくAppleが2014年に発売したiPhone6では、背面のラインが格好良くないという評価を受けたことは記憶に新しいところでしょう。実はこれもまた、電波受信感度改善のための苦肉のデザインだったのです。
機能とデザインの両立にはさまざまな壁が立ちはだかります…
両者とも、根本的な原因は【アンテナをどう内蔵させるか?】ということに起因しています。受信感度を保ちつつアンテナを内蔵させるというのは、世界的大企業を持ってしても難しいことなのです。
閑話休題、それに比べてアンテナを外部に伸ばすことが出来るnovas Home+CAの受信感度は良好で、最大速度220Mbpsを誇るこの機種の性能を生かしやすいと言えます。
有線LANが2ポートある
WiMAX2+はノートパソコンなどの端末と無線LANで接続しますが、やはり有線LANによる接続の方が速度や接続そのものは安定します。モバイルタイプのWiMAX2+でもクレードルを使えば有線LAN接続が可能になりますが、その場合でも1ポートのみ。さらに増やすのであればハブが必要となり、機器周りがゴチャゴチャとしてしまいます。
せっかくなら配線はキレイにしておきたいですよね
その点novas Home+CAであればそのままの状態で有線LANが2ポート、もちろん無線LAN接続も可能なのでデスクトップパソコンでもタブレットでも自在にインターネット接続が出来るようになるのです!
また、近年ではホームネットワーク上にプリンタやNAS(外受けハードディスクの有線LAN版みたいなもの)を接続するケースも増えています。こういった機器も無線より有線の方が安定するので有線接続がオススメなんですよ!
光回線と比較してのメリット
「そうは言っても自宅でだけ使うなら光回線でも良いでしょ?WiMAX2+には速度制限あるし」と考えている方もいることでしょう。たしかにWiMAX2+には【直近三日間で3GB以上通信すると翌日から最低24時間速度制限】という避けられないデメリットがあります。
(出典:http://www.uqwimax.jp/plan/wimax/note/gigahodai_speedlimit/)
では、光の固定回線と比べると良いところは無いのでしょうか?もちろんそんな事はありません。最大のメリットとしては、【契約から実際に使えるようになるまでの期間が短い】ことが言えます。
光回線の場合、お住まいにも寄りますが一般的には申し込みから工事まで二週間ほどかかります。混み合っている新生活開始時期ともなればさらに待たされる可能性があり、しかも工事業者の都合に合わせてその時間に立ち会わなければならない事もあります。また、すでにマンション内に配線があるなどの理由で室内立ち会い工事が不要な場合でも、室内機器の設置・設定は自分でしなくてはならない事もあります。そうなると面倒くさいですよね?
「えっ、そんなに時間かかるの!?」三月ごろによく店頭で見かける光景です…
それに比べ、novas Home+CAは工事不要。本家本元であるUQコミュニケーションズのオンラインショップからの申し込みであれば、最短で当日出荷も可能です。しかも届いてからユーザーがすることと言えば、本体にUIMカードを挿すだけ。あとは無線LANのIDとパスワードを入力すれば即座にインターネットが可能なんです!
(出典:http://www.uqwimax.jp/shop/guide/)
左下に注目。
さらに、取扱店舗は限られていますが店頭契約であればUIMカードを挿して設定するところまでお店の人がやってくれるので、持ち帰って電源に接続すればすぐに使えます!どうしてもすぐにネット環境が必要、でもスマホのテザリングだとデータ量や速度がイマイチ不安…そんな時、即座に役立つのがnovas Home+CAのメリットです。
外出中は使えなくても、外出先なら使えます!
さて、これまで記事本文中に【外出中】という言葉は出ても、【外出先】という言葉は出ていないことに気づきましたか?
確かに、そんな事は書いてありません。
novas Home+CAはACアダプター駆動なので確かに外出中使うことは難しいですが、外出先で電源を供給できるならその場で使うことが出来ます。サイズの問題からいつでも何処でも持ち運ぶというのは難しいかもしれませんが、出張先のホテルでも突然の転勤・引っ越し先でも契約変更無しで普段の環境を保ったままネットが出来るというのは光回線だとあり得ないメリットだと言えるでしょう!
novas Home+CAの評価!頼もしい相棒として行動を共にしよう!
いかがでしたか?たしかにホームタイプのWiMAX2+というのはある程度限定的な部分もありますが、用途にハマれば光回線にもモバイルルーターにも実現出来ない独自のメリットがありましたね!相棒と行動を共にするかのように持ち運んで活用するのもアリだと思いますよ!