ソフトバンクの携帯を使っている人は、ソフトバンク光に加入することで毎月の携帯電話料金を割引することができます。この割引特典は「おうち割 光セット」というサービス名称となっていますが、割引を適用するためには対象オプションに加入することが必須となります。
今回は、おうち割の適用条件となるソフトバンク光の加入必須オプションについて詳しくご紹介していきます。
おうち割りの加入必須オプションは3つだけ
ソフトバンク光申し込み時におうち割を適用させる場合、「①光BBユニットレンタル」「②Wi-Fiマルチパック」「③ホワイト光電話」の3つのサービスへの加入が必須です。
通常これらのオプションは個別に月額使用料が設けられており、合計するとオプション料金だけで月額1,924円かかります。しかし、おうち割りの対象オプションとしてまとめて加入することで、月額500円だけでおトクに利用することができます。
それでは、これらのオプションサービスは具体的にどういったものなのでしょうか。それぞれ詳しく見ていきましょう。
オプション① 光BBユニットレンタルとは?
おうち割の適用条件となる対象プションの1つ目は「光BBユニットレンタル」です。光BBユニットとは、Wi-Fi機能内蔵のブロードバンドルーターのことで、NTTの機器と接続することで安定した高速インターネットを簡単に利用することができます。
それでは、この光BBユニットをレンタルするメリットにはどういうものがあるのでしょうか。まず、光BBユニットの最大のメリットは、家電量販店などで市販されている無線ルーターと比べて、利用しているNTTの光回線のパフォーマンスを最大限活かし、安定した高速通信ができる点です。
少しややこしい話ですが、光BBユニットで高速通信が実現できる仕組みは以下の通りです。
一般的にNTTの機器+市販のルーターを使った場合「網終端装置」を経由してインターネットに接続しますが、網終端装置を経由したインターネット接続は利用者数が多い時間になるとアクセスが集中し速度が遅くなることがあります。これに対して、NTTの機器+光BBユニットを使った場合では、回線が混雑しがちな網終端装置を迂回してインターネットに接続するので、その分アクセスが集中する時間でも快適に利用できるのです。
例えば、市販のルーターを使った接続は、普通の道路で車を運転するようなもので、通勤ラッシュの時間帯には渋滞が起こり時間がかかります。対して、光BBユニットを使った接続では高速道路を使うことができるので、より早く目的地(インターネット)に到着することができるのです。
このように、光BBユニットを使う最大のメリットは、通信速度の高速化と安定化にあると言えるでしょう。
また、光BBユニットのメリットは他にもあります。通常、インターネットの初期設定をする場合、プロバイダーから提供されたIDやパスワードをパソコン経由でNTTの機器に認証する設定が必要ですが、光BBユニットではこのような認証設定は不要です。光BBユニットにLANケーブルを刺しパソコンにつなぐだけでインターネットに接続してくれるのです。
これなら、パソコンのネットワーク設定が苦手な方でも安心。まさに、インターネットを簡単かつ快適に利用できる便利なツールなのです。
オプション② Wi-Fiマルチパックとは?
ソフトバンク光のおうち割適用時の加入必須オプションの2つ目は「Wi-Fiマルチパック」です。Wi-Fiマルチパックとは、光BBユニットに無線LANルーターの機能を追加するオプションです。
近年、スマートフォンやタブレット端末、パソコンやプリンター、ゲーム機など無線LAN対応機器の増加に伴い、無線LANの需要は急速に高まっています。わずらわしいケーブルを家中に這わすことなくインターネットに接続できるのは快適ですよね。
Wi-Fiマルチパックを申し込むことで、光BBユニットに無線LAN機能が内蔵されるため、家中どこでもワイヤレスでインターネットに接続することができます。わざわざ家電量販店などで無線ルーターを購入する手間もかかりません。
無線LANの機能面については、最新の無線LAN規格(802.11ac)にまで対応しているので申し分ないですし、面倒に思う方も多い接続設定に関してもパスワードを入力するだけなので簡単。心配なセキュリティ機能についても、光BBユニットについている「機能ボタン」を押すだけで設定することができます。
また、Wi-Fiマルチパックを申し込むと「BBモバイルポイント」のマークがついているお店や施設を中心に、街中に広がる公衆無線LANが無料で使えるようになるので、外出先でも高速インターネットにつなげるようになります。
オプション③ ホワイト光電話とは?
おうち割適用条件となる最後のオプションは「ホワイト光電話」です。現在、固定電話を使っていない、あるいは使う予定がない人でも、割引特典を受けるためにはホワイト光電話の加入が必要となります。
ホワイト光電話の料金プランは3つ。まず、基本料金が安い「基本プラン(月額467円)」、最大3時間分の無料通話がつき5つのオプションが無料で使える「基本プランα(月額943円)」、そして1回10分以内の通話なら月500回まで通話し放題な「だれとでも定額 for 光電話(月額1,410円)」です。
注意が必要なのは、これまでご紹介してきた3つのオプションを合わせて月額利用料金500円とするには、ホワイト光電話の「基本プラン」のみとなることです。「基本プランα」にした場合はセットで1,000円、「だれとでも定額 for 光電話」にした場合はセットで1,500円となります。
現在固定電話を使っている方は利用状況を考えてプランの選択の余地はあると思いますが、固定電話を使う予定がなく割引特典のためだけに光電話に加入する際は、基本料金が安い「基本プラン」一択かと思います。もちろんこの場合、新しい固定電話番号が発行されるだけで、電話機を用意する必要はありません。
なお、ホワイト光電話はソフトバンク独自の固定電話サービスで、先に見た通り豊富な料金プランがありますが、従来からのNTTのひかり電話を継続して使いたいという方もいると思います。そのような場合には「光電話(N)」というNTTひかり電話に相当するサービスがあるので、こちらを選択してもいいでしょう。光電話(N)もおうち割の適用条件である対象オプションとみなされるので安心してください。
おうち割の指定オプションはセットで加入することでおトクに使える
ここまでソフトバンク光のおうち割を適用するために必要な指定オプションについて詳しくご紹介してきました。それぞれ個別で加入しても使えるオプションばかりですが、3つまとめて入ることで、月額500円とかなりお得に使うことができます。
ソフトバンクのモバイル回線を複数持っていれば、おうち割で適用される割引金額も多くなり、オプション加入で払う金額以上の割引を受けられるので断然おトクです。加入必須オプションというと面倒でわずらわしいイメージがつきものですが、割引を最大化するためのツールとしてポジティブに活用してみてはいかがでしょうか。