家電量販店や携帯ショップに行くと、必ずと言っていいほど勧められるソフトバンク光。豊富な割引特典やキャッシュバックなどで一見するとかなり魅力的ですよね。
しかしその一方で、NTTのフレッツ光からソフトバンク光に切り替えた方の中には、ソフトバンク光に切り替えたら、毎月の料金が逆に高くなったと感じるというレビューも数多く聞こえてきます。
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それではなぜ、ソフトバンク光に切り替えたら逆に料金が高くなったと感じてしまうのか、そしてソフトバンク光にして毎月の料金を下げるにはどうしたらいいのか、今回の記事ではここのところを中心に解説していきます。
実はソフトバンク光の毎月の料金は高くない
NTTのフレッツ光とプロバイダーの契約をセットにした光コラボレーションは、数多くの事業者から提供されている新しい契約モデルです。2017年1月時点で、その提供事業者数は400社を超えると言われていますが、その中でソフトバンク光は特別高いと言われるような料金体系ではありません。
ソフトバンク光の料金は、戸建て用のプランで毎月5,200円、マンション用のプランで毎月3,800円と比較的標準の料金形態となっていて、ドコモ光やOCN光の料金体系と比べても特別高い設定にはなっていないのです。
それではなぜ、ソフトバンク光ユーザーのレビューを見ると、ソフトバンク光に変えたら料金が高くなったというレビューが多く見受けられるのでしょうか。そこには主に2つの原因があるようです。
ソフトバンク光が高く感じる2つの理由
原因1. 最初の請求には契約事務手数料が合算されている
ソフトバンク光の料金に不満を抱いている人の多くのレビューが、フレッツ光からソフトバンク光に転用した後の最初の請求のタイミングに起こっているようです。
一般的にインターネットや携帯電話などを契約する際は、3,000円(税抜)の契約事務手数料がかかりますが、これは初回の利用料金の請求と合算で請求されます。そのため、ソフトバンク光に切り替えた後の最初の請求は、利用料金と契約事務手数料が合算で請求されるので、先にお伝えした料金プラン以上の請求が来ても不思議なことではありません。
もちろん、契約事務手数料は初月しかかからないので、2ヶ月目以降は請求金額は利用料金だけで済みます。ソフトバンク光に変えたら料金が高くなったと感じたら、My SoftBankなどで利用料金の明細が確認できるので、事務手数料が含まれていないか確認してみましょう。
原因2. Yahoo!BB基本サービスなどのオプションサービスに加入したままになっている
家電量販店や携帯電話ショップで契約する際に、必要の無いオプションサービスに加入してしまった経験はないでしょうか。ソフトバンク光の料金が高いと感じた場合、店頭で不要なオプションに加入させられている可能性があるので注意しましょう。
ソフトバンク光を契約する際にしばしば加入させられるオプションに、「Yahoo!BB基本サービス」というオプションがあります。Yahoo!BB基本サービスというオプションは、Yahoo!JAPANのさまざまなサービスにアクセスすることができるオプションで、特典内容の違いから月額550円の「プレミアム」プランと月額300円の「スタンダード」プランに分かれます。
Yahoo!JAPANのサービスを意識的に使っている人であれば、使い方によっておトクになるオプションですが、実際ほとんどの人が使っておらず、無駄なオプション費用を払っているケースが多いようです。
ソフトバンク光の料金が当初の案内と違ったら、まずはこのオプションに加入させられている可能性を疑って、必要の無い場合はオプションを解約してしまいましょう。なお、Yahoo!BB基本サービスのプレミアムプランで加入している場合、このオプションだけで2年契約が付帯し、2年以内の解約で3,000円の契約解除料がかかるので注意が必要です。
その他、とくに注意が必要なオプションとしては、タブレット端末を実質0円で使うことができる「バリューパック」というオプションがあります。これは、ソフトバンク光のさまざまなオプションをセットにしてタブレット端末の金額を分割で購入するオプションですが、月額2,980円と高額になっています。とくに家電量販店や携帯電話ショップでは、このバリューパックを半ば強制的につけようとする場合もあり、契約前の方は注意が必要です。
通信会社はベースとなる光回線の料金に加え、これらのオプションサービス料金を支払ってもらうことで利益率をあげています。店頭で加入する場合は担当するスタッフによって強引に加入を勧めるケースがあり、トラブルも増えているようなので、余計なオプションサービスに加入する必要のないネットでの申し込みが安心です。
現在ソフトバンク光を利用している方で、毎月の料金が以前より高くなった、店頭で聞いていた話と違うという場合は、まずこれらのオプションへの加入を疑ってみましょう。契約しているサービスの内訳はMy SoftBankから確認できます。
トータルの通信費用全体で見ればソフトバンク光にすると安くなる可能性が高い
ソフトバンク光の料金が高いと感じた場合、契約事務手数料がかかっているか、不要なオプションサービスに加入している可能性があります。しかし、契約事務手数料もソフトバンク光に切り替えた際に一回だけしか請求されませんし、不要なオプションに関しても電話で簡単に解約でき、毎月の通信費用を必要最低限に抑えることができるのです。
また、ソフトバンクの携帯電話ユーザーの方であれば、自宅のインターネット回線の料金を最低限に維持しつつ、ソフトバンク光とセット割りを組むこともできるので、インターネットや携帯電話料金などトータルの通信費用を抑えることができます。
これらを踏まえると、ソフトバンク光は料金が高いとは言えず、全体の通信費用を下げるおトクなサービスと言えるのではないでしょうか。
