WiMAX2プロバイダを選ぶとき私たちが気になるのが、「月額料金」「キャンペーン内容」「通信速度」の3つかと思います。なかでも通信速度は大切ですよね。いくら月額料金が安いからと契約しても、いざ使ってみたら速度が遅くてストレスが溜まる！なんてことになっては、せっかくWiMAXを契約した意味がありません。
そこで今回は、WiMAX2の通信速度について詳しくお話ししていきます。各プロバイダごとの速度はどれだけ違うのか？また速度が遅いときの対処法なんかも合わせてお伝えしていくので、ぜひ参考にしてみてください！
WiMAX2の速度はプロバイダごと異なるの？
これ、はじめてWiMAXを契約する人は意外と知らなかったりするんですよね。どこのプロバイダが一番速度が速いの？サクサク動画も観れるの？って。
ズバリお答えします。WiMAXプロバイダはたくさんありますが通信速度はどこも一緒なんですよ！
ビックリですか？でもこれほんとなんですよ。UQ WiMAX・GMOとくとくBB・So-net WiMAX・Broad WiMAX…といっぱいプロバイダはありますが、どこも同じ通信速度。比較をしても意味ありません。
なぜか？その理由をお話ししましょう。
GMOとくとくBBはじめすべてのプロバイダはUQ WiMAXの回線を借りて私たちにWiMAX通信サービスを提供しているんです。言ってしまえば受付の窓口が異なるだけのこと。
…でもそれならどこのプロバイダを選んでも一緒じゃん！と思うかもしれません。ですが各プロバイダはキャンペーン特典の内容でそれぞれ差別化を図っているんです。よく聞きますよね、キャッシュバックいくらだとか、タブレットがついてくるとか。
だからどこを選んでも同じというわけではないんです。ただ、速度に関しては同じだということを覚えておきましょう。
→WiMAX2+プロバイダ大全【比較してわかった真の優良回線】
WiMAX2の通信モードによる速度の違い
前の項目では、プロバイダごとの速度に違いはないことをお伝えしました。ただしWiMAXには3つの通信モードがあるのですが、この3つはそれぞれ最大通信速度が異なります。ではそれぞれの違いを見てみましょう。
WiMAXモード
下り最大13.3Mbps 上り最大10.2Mbps
このWiMAXモードっていうのは、WiMAXのサービスが始まって以来存在している通信モードです。このあと紹介する2つの通信モードと比べると圧倒的に速度は遅い。といってもYouTubeが観れないことはありませんのでご安心ください。
このWiMAXモードは、速度制限に対応していないという大きなメリットがあります(速度制限に関しては後ほどお話しします)。
しかし残念ですが、WiMAXモードは2018年にはなくなるんじゃないか？とも噂されています。
WiMAX2+モード
下り最大220Mbps 上り最大10Mbps
こちらの通信モードは現在主流になっているものです。通常のWiMAXモードと比べてみると分かりやすいですが、お話にならないくらいの差があります！
ただこの最大速度については、通信環境や電波の混雑状況などに左右されるものなので、220Mbpsが必ず出るというわけではありません。
それにしてもとにかく早いですから、インターネットをしていてストレスを感じることもないでしょう。
デメリットは、速度制限が設けてあることです。これは後ほど詳しくご説明します。
au 4G LTEモード
下り最大150Mbps 上り最大25Mbps
最後はこのau 4G LTEモードです。ご存じKDDIのauによる回線サービスなんですが、WiMAX端末で利用ができます(※すべての端末ではありません)。
最大速度はWiMAX2+には若干届かないものの、通常のWiMAXモードとは比べものにならないくらいのスピードですね。
この通信モードの最大のメリットは対応エリアが広いこと。WiMAX2+では受信できない場所でもau 4G LTEなら使えることも。
デメリットはWiMAX2+同様に速度制限が設けられていることです。
WiMAX2の速度制限は心配ない！？
先ほどからちょこちょこ出てくる速度制限について、どんなものかご説明します。
WiMAX2+モードには月間データ量による速度制限はありません。しかし、au 4G LTEオプション対応機種でWiMAX2+モードおよびau 4G LTEを利用した場合、月の通信量が7GBに達すると制限がかかり最大128kbpsまで落ちてしまいます。
さらに、WiMAX2+モード・au 4G LTE モードのデータ通信量が3日で3GB以上使うと速度制限がかかります。
ただUQ WiMAXではどの程度まで落ちるかは発表していません。が、YouTubeは観るのに問題ないくらいと言われています。実際私が速度制限を受けたときでも、YouTubeは難なく観ることができました。ちなみにその時は速度は6Mbpsほどです。
→ギガ放題のWiMAX2+でも速度制限！？…それでも普通に使える理由
ここで、3日で3GBの目安についてご紹介します。意外と使えるかも？あなたならどう判断しますか？
スマホ利用時
- ホームページ閲覧 約1,200回
- メール送受信 約100,000通
- メール写真添付 約600通
- YouTube 約60回
PC利用時
- ホームページ閲覧 約10,000回
- メール送受信 約200,000通
- メール写真添付 約3,000通
- YouTube 約150回
WiMAX2の速度が遅いときの対策まとめ！
WiMAXを使っていて何だか速度が出ないなー、遅いなーと感じるときもあるはずです。そんなときの対策をまとめたので参考にしてみてください。
通信モードによる速度低下
もし現在通常のWiMAXモードを使ってネットをしているなら、WiMAX2+モードへ切り替えましょう。通信モードのところでもお話ししましたが、下り最大速度は天と地の差ですから。
速度制限がかかってる
3日で3G使ってしまった場合は、速度制限の対象となります。その場合は諦めて速度制限が解除されるまで待ちましょう。速度制限がかかるのは翌日の昼～翌々日の昼ごろまでです。
もし頻繁に速度制限がかかるようなら、WiMAXの利用は外出したときだけにしてはいかがでしょうか。家の中では固定回線を利用すると。そうすれば気兼ねなく使えるはずですよ。
WiMAX端末を置く場所が悪い
例えば自宅でWiMAXを利用してなんだか遅いなあと感じるときは、WiMAX端末を窓際に置くようにしましょう。WiMAXは電波の特性上真っすぐ進むので、障害物なんかがあるとどうしても遅くなってしまいます。
WiMAX2の速度についてまとめ
ここまで読んできた方は、WiMAXの速度についてスッキリ分かったのではないでしょうか。最後に、今回ご説明した内容を簡単にまとめてみました。
まず、プロバイダによって通信速度が変わることはありません。違いがあるとすれば、どの通信モードを使うかです。
そして、制限速度については実際そんな気にするほどではありません。速度が落とされたからといってもネットサーフィン程度なら普通にできます。もちろんオンラインゲームのように大容量の通信を使うのは厳しいですが、一般的な使用であればストレスをそこまで感じることはないでしょう。
これらを踏まえると、WiMAXは優秀と言えるのではないでしょうか。この記事がWiMAXを契約するきっかけになればうれしいです。
